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ヤマトエンマコガネ(Onthophagus (Strandius) japonicus)

この秋どうしても見たい糞虫がいました。
それがヤマトエンマコガネです。
ヤマトエンマコガネの分布はかなり局地的で、確実にみられる場所は一部の地域以外殆ど知られていないようです。
数十年前までは奈良公園にも生息していたようですが、
現在は絶滅しているようです。

ヤマトエンマコガネ
黄褐色の鞘羽に黒の斑紋が実に美しいです。
ヤマトエンマコガネ
雄の胸部の両脇には二つの突起があるのですが、この形状がまさに猫耳。

ヤマトエンマコガネ
正面から。
エンマコガネ類には多いですが、やはり目つきがとても悪い笑

ヤマトエンマコガネ
真横から。

ヤマトエンマコガネ
この日は雄が2匹採集できました。

ヤマトエンマコガネ
斑紋には個体差があります。

ヤマトエンマコガネ
こちらは雌。
以下2枚も雌ですが、個体による斑紋や色の違いに注目してみてください。

ヤマトエンマコガネ

ヤマトエンマコガネ

ヤマトエンマコガネ
雌の胸部にも控えめな瘤状の突起があります。

ヤマトエンマコガネ
この日は雄2匹、雌5匹が採集できました。
右下は古くなった牛糞から得られたコブマルエンマコガネ。
この日はとにかく新鮮な犬糞が見つからなかったのですが、
芝地のキツネの糞と、人のあまり通らない道路の真ん中にあったタヌキの糞から採集できました。

生息環境
ヤマトエンマコガネが得られた、開けた陽当たりのよい環境です。
糞虫にしては珍しく、草のまばらな裸地環境を好むようですが、この日最初に見つかった場所は丈の身近な草地でした。
同所からはカドマルエンマコガネも多数出ましたが、観察時に飛来したのはヤマトエンマのみでした。
また、採集した個体は晴れて陽の出ている時はケース内で活発に飛翔しましたが、
陽が隠れ涼しくなると飛翔はせず歩き回るだけでした。
やはり陽が出て暖かい時のみ活発に飛び回るようです。
恐らくですが、陽当たりのいい場所を好む分、糞の乾燥が早く、餌もあまり多いとは考えにくいため、
積極的に飛翔し餌を探すようになったのではないかと思っています。

この日はタヌキの糞の横にマイトラップも仕掛けてみましたが、カドマルエンマとハエが来るのみで、
となりのタヌキの糞には1匹ヤマトエンマコガネが飛来しました。
僕のモノが余りにもに臭わな過ぎたのかもしれません。

ヤマトエンマコガネ、図鑑で見て憧れてはいましたが、実物を見るとますますその魅力にハマってしまいました。
大好きな糞虫の一種になったのは言うまでもありません。
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Yuta

Author:Yuta
バンドでの個人ブログのはずがいつの間にか生き物ブログに。
虫は糞虫、鳥は小鳥メインに幅広く。
地元派のはずが遠征を繰り返す。

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